...「カーライル博物館」...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...カーライルがこの書を著(あら)わすのは彼にとってはほとんど一生涯の仕事であった...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...カーライルの何十年ほどかかった『革命史』を焼いてしまった...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...しかしながらその間に己(おのれ)で己(おのれ)に帰っていうに「トーマス・カーライルよ...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...カーライル、シエリイ、ジヨージ・サン、エマスン、ユーゴーのそれである...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...カーライルの歿後は有志家の発起(ほっき)で彼の生前使用したる器物調度図書典籍を蒐(あつ)めてこれを各室に按排(あんばい)し好事(こうず)のものにはいつでも縦覧(じゅうらん)せしむる便宜(べんぎ)さえ謀(はか)られた...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...またハントがカーライルの細君にシェレーの塑像(そぞう)を贈ったという事も知れている...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...ビスマークがカーライルに送った手紙と普露西(プロシア)の勲章がある...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...彼らの頭脳の組織は麁(そこう)にして覚(さと)り鈍き事その源因たるは疑うべからず」カーライルとショペンハウアとは実は十九世紀の好一対(こういっつい)である...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...婆さんは例の朗読調をもって「千八百四十四年十月十二日有名なる詩人テニソンが初めてカーライルを訪問した時彼ら両人はこの竈の前に対坐して互に煙草(たばこ)を燻(くゆ)らすのみにて二時間の間一言(ひとこと)も交(まじ)えなかったのであります」という...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...婆さん云う「庭の東南の隅を去る五尺余の地下にはカーライルの愛犬ニロが葬むられております...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...カーライルは面目を失わなかったと云うんだが随分御念の入った親切もあったもんだ」「カーライルの事なら...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これを批評してカーライルが...
新渡戸稲造 「自警録」
...そんな人たちは自由にジョンソンやカーライルと肩を並べて署名した先輩を羨ましがっているだろう...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...彼はカーライルをして全英帝国よりも重く評価せしめた詩才を作り上げた...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...列車はカーライルを過ぎたがムーアは無言だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...カーライルの『クロムウェル伝』...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...カーライルの例の文章でクロムウェル書簡の間に生涯を研究したもので且つ第一巻きりでは大したことがない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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