...急カーブを切って崩れて落ちた石塊の充満する辻を...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...多分カーブの地点でデッキにでも立っていられ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...道路と共に緩やかな弧を描いて北側へカーブしている...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...私達は幅の広いそのカーブの中を...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...駅の西端の大きな曲線(カーブ)の終りに近く...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...最後のポイントを渡ると急カーブを切って峯吉の採炭坑(キリハ)へ駈け込んで行った...
大阪圭吉 「坑鬼」
...B駅近くの曲線(カーブ)になっている上り線路上に...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...その直ぐ向うはあのB駅に近いカーブの鉄道線路である事が判ったんです...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...C字カーブの終りの角の直前だ...
大阪圭吉 「白妖」
...烈(はげ)しい彎曲(カーブ)を切ったのであろう...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...相当の速力で菊屋橋を過ぎ車坂(くるまざか)に現れ更に前進して上野広小路(うえのひろこうじ)の角を右に曲(カーブ)して...
西尾正 「陳情書」
...軟かいカーブを描いて居たとしたらどうでしょう...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...その辺からゆるいカーブを描きながら曲りはじめた...
久生十蘭 「地底獣国」
...こうと目標をつけていたように大きくカーブを切って突進して来て...
久生十蘭 「ノア」
...曲球(カーブ)がちっともはいらんじゃないか...
平林初之輔 「鉄の規律」
...と希ひながら見付のカーブを嫌な軋りを立てゝ曲つて来る電車をキヨトンとして見て居た...
牧野信一 「白明」
...汽車がカーブにかかるまで赤いジャケツが見えました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こういう急転のカーブが妻から良人への手紙の特質かもしれないわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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