例文・使い方一覧でみる「カーツ」の意味
スポンサーリンク...スカーツの絹ずれの音を立てながらつかつかと寄って来て眼鏡（めがね）の奥から小さく光る目でじろりと見やりながら... 
有島武郎 「或る女」
...スカーツから下はむきだしになった両足をつつましく揃（そろ）えて立っていた...
有島武郎 「フランセスの顔」
......
中原中也 「山羊の歌」
...殺すとか言つてゐるさうだな」「一時はカーツとしましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...カーツとなつたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...紋次郎に斷られてカーツとした眼に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...凡（およ）そ男の子なら皆カーツとなりますぜ」「凡そと來たね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...堪らなさうにカーツ！ カーツ！ と喉を鳴したことなどあつた...
牧野信一 「熱い風」
...たゞ体中がカーツとほてつてゐるのを知るだけだつた...
牧野信一 「Ｆ村での春」
...一途に熱つぽくカーツとしてゐるばかりで...
牧野信一 「小川の流れ」
...さつき玄関でチラリと娘の姿を見たばかりで一途にカーツと全身の血潮が逆上してしまつて（註...
牧野信一 「ガール・シヤイ挿話」
...思はず五体がカーツとしてしまつて巧く口が利けなかつたのである...
牧野信一 「陽に酔つた風景」
...わけもなしにカーツと逆上せて...
牧野信一 「舞踏会余話」
...無闇に叩かれてゐるだけのやうなカーツとした気分になつて全く意味のない騒音の中（うち）に昏倒しさうになるのであつた...
牧野信一 「円卓子での話」
...それを彼は、直接頭に感じて、カーツとした...
牧野信一 「山を越えて」
...いっそう太陽の悲しみの色はカーツと烈しく照り栄えてきた...
正岡容 「寄席」
...カーツとなりさうなのを努めて抑へた静かな調子）留さん...
三好十郎 「地熱」
...そいつを春先きの陽がカーツと照して明るい事と言つたら――菜種の匂ひまで嗅いだ様な気がしたもんだ...
三好十郎 「地熱」
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