...第二は神秘学(オカルティズム)の中心題目としてのマジックである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...デカルトではこれが分化(ディフェレンシエート)されていたように見える...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...紫嵐(しらん)を凝(こら)すカルメル山脈の上...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...マレーのフィーユ・デュ・カルヴェール街六番地に住む予が祖父ジルノルマン氏のもとに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こんどの店は服部(はっとり)時計店の裏通りでカルメンというのよ...
永井荷風 「ひかげの花」
...その結果として、カイロは今見るが如きイズラムの町と化し、円屋根(キューポラ)と尖塔(ミナレット)を持った輪奐の美を誇るモスクが簇生しているが、例えば、モハメド・アリのモスクにしても、スルタン・ハサンのモスクにしても、エル・アザールのモスクにしても、イブン・トゥルンのモスクにしても、エル・リファイエのモスク(俗称戴冠(コロネイション)モスク)にしても、それだけの様式として見ればいずれも相当に高く評価されるべきものではあるけれども、諸君がそれを見た後で、若しニルの上流地方へ行き、ルクソル、カルナク、エドフ、デンデラなどの古代王朝時代の壮大華麗の殿堂の遺物を見たならば、それこそ日光から奈良へ行ったような感じがするに相違ない...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...一のメタフィジカルな凝視がある...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...荘重でリズミカルな叙事詩的音楽とが...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...カルルは不信をこめてたずねた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...カルモチンの瓶を拾ってポケットの中へしまいました...
平林初之輔 「祭の夜」
...カルピス、コンク、コーヒーシロップいろ/\飲む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...カルデラがぼやいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...「合爾合(カルカ)姫だ!」「われわれの命の恩人だ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...一八九〇年八月二十八日の『ユニヴァシチー・コレスポンデント』に仏人カルメットの蛇毒試験の報告出で...
南方熊楠 「十二支考」
...カルル街通いの鉄道馬車の軌道も雪に埋(うず)もれ...
森鴎外 「舞姫」
...テオドール・ド・ベーズはカルヴァンの後をついで新教の頭目となったし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...パスカルのいう「天使でもなく野獣でもない」人間の現象であり...
矢部貞治 「政治学入門」
...好悪ニ災(ワザワイ)ナキハ人ミナ訝(イブ)カル――とある通り...
吉川英治 「新・水滸伝」
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