...一つが三カラット以上もある青ダイヤだ...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...三十幾カラットの宝玉であって...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...二十五カラットもある大きなもので...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...天華堂の節くれ立った大きな太い指には三カラットもありそうな立派なダイヤが光っていたが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...それ以来、公爵家の無二の家宝になっていますのよ」〇・六五、八五の小粒は元より、一カラット、二カラット、四カラットから中には十カラットくらいの大粒のダイヤが、絡み合った二匹の海蛇(ショウ・オルム)を象(かたど)った精巧な白金の鎖に百何十個も鏤(ちりば)めてあるという、評判であった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...宝物は幾カラットくらいのものが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...中の輪の中心に十カラットがついている...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...その外を大円を描いて、外輪(そとわ)がゆるやかに胸の上に垂れ、九カラット、八カラット、順次に三、二、一カラットから、〇・八五、六五までのもの、いずれも欧州一といわれる粒選(よ)りのダイヤばかり、百二十二個が鏤(ちりば)めてある...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...何カラットダ」予モ掌ニ載セテ見ル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...「十五カラット」例ニ依ッテ忽チ左手ノ疾患部ガ甚シク痛ミ始メル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...その重量三千二十四カラット強で...
寺田寅彦 「話の種」
...その蕊(しべ)は一カラットもあろうかと思う...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...帝王(ラジャー)二九五カラット...
久生十蘭 「魔都」
...真名古が松沢の店へ三百カラットもあろうというちょっと風変りなダイヤモンドの模型を持って来て...
久生十蘭 「魔都」
...数百カラットの宝石よりも...
夢野久作 「戦場」
...こうして幾カラットのダイヤモンドにも優(まさ)るスバラシイ幸運を踏みにじって行ったのであった...
夢野久作 「老巡査」
...金剛石(いし)は一・半カラット...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...いいですよ」「はい」「一・半カラットは十分にあるんですからな...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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