...吊皮(つりかわ)でくびから吊(つ)って小脇にかかえていたカバンぐらいの大きさの黒い箱を胸の前へまわした...
海野十三 「金属人間」
...ピッポちゃんのはいっているカバンを...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...いそいで例のカバンをひらくと...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...カバンをさげたあぶらっこい顔つきの中年男が...
江戸川乱歩 「影男」
...カバンは、波の上をただようようにゆれて、ふるえた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...……」カバンの錠前が...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...きっと僕の薬カバンのなかで何か破裂したんでしょう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...学校から帰って来ると肩からカバンをおろす前に「猫は」「三毛は」と聞くのであった...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...小形の緑絨氈(みどりじゅうたん)のカバンを提(さ)げて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...黒皮カバンを抱えたその男を帰した...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...絵具箱のカバンを肩にかけ...
豊島与志雄 「二つの途」
...そこで槇村君の例の大カバンからシカゴ製の罐詰を出して口直しをした...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...鞄(カバン)を抱えて...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...兎も角カバンを提げて詰襟の服を着た中年男に廊下で逢ったような気がしますが」「有難う...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...私は吻(ほっ)としてそのカバンを肩にかけた...
原民喜 「夏の花」
...旅支度は、カバン一つ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一年前の今ごろ私はカバンを一つぶらさげて芝居見物に上京したまゝ――...
牧野信一 「山峡の村にて」
......
槇村浩 「青春」
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