...カッコウが歌をうたいました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「年とったカシワの木のさいごの夢」
...カッコウは、この木が、これからさき、まだまだ、たくさんの夏の日をすごさなければならないことを、うたいました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「年とったカシワの木のさいごの夢」
...山の斜面、木を切ったあとを歩いていると、鶯、ほととぎす、カッコウ鳥...
石川欣一 「可愛い山」
...あの間ののびたカッコウ鳥の声は...
石川欣一 「可愛い山」
...カッコウの鳴きかわす声が聞える森には...
石川欣一 「山を思う」
......
違星北斗 「北斗帖」
...毎日カッコウやホトトギスがよく啼く...
寺田寅彦 「高原」
...カシの木でできたカッコウ時計やろうでできたキリストの十字架像と一緒に並べられていました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...カッコウ時計と蝋でできたキリストの像と一緒に...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...キリストの像とカッコウ時計が...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...時計の中のカッコウは...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...「アル時、橋本庄右衛門ヘ妙見ノ帰リガケニ行ッタラ、殿村南平トイウ男ガ来テ居タカラ、近附(ちかづき)ニナッタガ、ソノ男ガ云ウニハ、オマエ様ハ天府ノ神ヲ御信心ト見エマスガ、左様デ御座リマスカト云ウカラ、年来妙見宮ヲ拝ストイッタラ、左様デ御座リ升(ます)、御人相ノ天帝ニアラワレテオリマスト云イオル、ソレカライロイロ咄(はな)シテイルト、奇妙ノコトヲ種々咄スカラ、ヨク聞イタラ、両部ノ真言ヲスルトイウカラ、面白イ人ダト思ッテイタラ、橋本ガ親類ノ病人ノコトヲ聞イタラ、ソノ死霊ノ者ハ男ダト云ッテ、年カッコウ、ソノ時ノ死ニヨウマデ、ツブサニ見タヨウニ云ウカラ、橋本ニ聞イタラ、ソノ通リダト云ウカラ、大キニ恐レテ、弟子ニナリタイト頼ンダラ、随分法ヲ教エテヤロウト挨拶スルカラ、ウチヘ連レテ来テソノ晩ハ泊メタ、ソレカラ真言ノコトヲイロイロ教エテ、先ズ稲荷ヲ拝メトテソノ法ヲ教エタ、病人ノ加持ノ法又ハ摩利支天ノ鑑通ノ法、修行術種々、二カ月バカリニ残ラズ教エテクレタ、ソレカラコノ南平ハボロノナリ故、色々入用(いりよう)ヲカケ、謝礼旁々(かたがた)一年半バカリニ四五十両カケタ、本所デモ大勢弟子ガ出来テ、シマイニハ弥勒寺ノ前ノ小倉主税ト云ウ仁ノ屋敷ヘ住ンデイタ、日々、病人、迷人、ソノホカ加持祈祷ヲシ、御番入リノ祈祷ヤ何ヤイロイロ諸方ヨリ頼ンダガ、オレガ初メ見出シタ故ニ、南平モ悦(よろこ)ンデ、オレノコトイロイロ骨折リヲシテクレタ」野郎いよいよ千三屋(せんみつや)だ、今度は御祈祷屋を開業――と神尾は註を入れて読み出すと、「近藤弥之助ノ内弟子ノ小林隼太モ、トウトウオレノ家来ニナツタカラ――」近藤弥之助というのは、やっぱり幕下(はたもと)で、今時指折りの剣術遣いの一人で、そいつの内弟子の小林という奴、前にも相当の代物であった、こいつも、いよいよ勝の馬鹿親爺の弟子となったと見えるな、しかし、どういう了見(りょうけん)だか知れたものではない――「毎日毎日来テ、イロイロト奉公ヲシタガ、ウチガナイ故、浅草ノ入屋ニテカナリノ家作ガアルカラ買ッテヤッタ、剣術仲間ヘ頼ンデ稽古場ヲ出シテヤッタ、下谷ムレガヒイキニシテクレル故、内職ニハ大小売買ヲシテイタガ、シマイニハ金廻リガヨクナッテ、フダン身ノ上ノ世話ヲシオッタガ、悪ガシコイ奴デ、仲間ハ皆ンナガイロイロハグラカサレタ、江戸ヲ三度借倒シテ三州ヘ行キオッタガ、オレニハイツモ咄(はな)シテ逃ゲタ、又江戸ヘ出ロトイッテモ、オレガ手紙ヲ附ケテ、仲間中ヘ借倒シノワケヲシテヤルト、ミンナガ損ヲシタコトハソレナリニシテクレタ、トウトウ七八十両ノアビセデ三州ヘ行キオッタガ今ニ帰ッテ来ヌ、三州デドウニカ人間ニナッタト云ウコトダ、ソレハオレガチョウシヘ行ッタ時、向島ノ兼ト云ウ男ニ聞イタ、兼ガ遠州ノ秋葉ヘ参詣シタ時ニ、鳳来寺ニテ逢ッタト、ソノ時ハ綺麗(きれい)ノナリデ居タト、オレノハナシヲシテ、二時(ふたとき)バカリ休ンデ居テ別レタト聞イタ」こいつ同病相憐み、自分が自堕落だから、自然、相当に自堕落の世話もするところが妙だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ホップのつるが、両方からのびて、門のようになっている白樺(しらかば)の木には、「カッコウドリ、トオルベカラズ」と書いたりもしました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...カッコウだけなら美しいとさえ言えるのですが...
三好十郎 「肌の匂い」
...百姓青年のカッコウをして...
三好十郎 「肌の匂い」
...今では我々の耳にはカッコウとばかり聞えるが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...東北の野山ではカッコウや馬追(うまお)い鳥(どり)が...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...今でも多くの田舎でカッコウを時鳥の雌(めす)だと思っているのは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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