...僕の旧師でありかつ陸軍でのフランス部のオーソリティであった某陸軍教授を訪ねて...
大杉栄 「続獄中記」
...いわゆるオーソリティは彼自身の頭蓋骨以外にはどこにも居ないのである...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...だれのオーソリティを信じていいかわからなくなってしまう...
寺田寅彦 「案内者」
...自己のオーソリティに対する信念から割り出された親切から個々の旅行者の自由な観照を抑制する者もないとは言われない...
寺田寅彦 「案内者」
...少なくも責任の半分以上は彼らのオーソリティに盲従した後進の学徒に帰せなければなるまい...
寺田寅彦 「案内者」
...権威(オーソリティ)と呼ばれる人にはさすがにこんな人は無いはずである...
寺田寅彦 「案内者」
...オーソリティの証言が代用されそのおかげで物事が渋滞なく進捗(しんちょく)するのであろう...
寺田寅彦 「自画像」
...私は人間のあらゆる知識に関するいわゆるオーソリティというものの価値に考え及んだ...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...しかしこの清少納言のオーソリティが九百年もそのままに保存されて来たとすると...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...オーソリティの光に眩惑(げんわく)されて...
寺田寅彦 「備忘録」
...さすがにこうした事件に関して定評のある権威(オーソリティー)の説だけに...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...而も合理的な社会科学的認識のオーソリティーを向うへ回して...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...アスナロウノヤドリギ=アスナロノヒジキ(『本草図譜』)(原図着色)Uromyces deformansBerk.et Broom. 1-6(7-8は Puccinia corticioidesBerk.et Broom.)アスナロノヒジキ=アスナロウノヤドリギキノコの川村博士逝く理学博士川村清一(かわむらせいいち)君は日本で第一番の菌蕈学者すなわち斯界のオーソリティであったが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...次に現下我国海藻学のオーソリティー...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ベル・カントのオーソリティといわれた偉大な音楽家なのです...
三浦環 「お蝶夫人」
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