...オリジナル・ストーリーの欠乏ということも一応問題にしなければなるまい...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...西鶴のオリジナルをそろえて持っている人っていないよ...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...オリジナルの部分はわずかに三分といったような仕事が堂々と独創的な顔で通っているようである...
高見順 「如何なる星の下に」
...オリジナルな文人なんて...
太宰治 「渡り鳥」
...とにかくこれもオリジナルである...
寺田寅彦 「あひると猿」
...四十年前の田舎(いなか)の亀(かめ)さんはやはりいちばんオリジナルな芸術批評家であったかもしれない...
寺田寅彦 「生ける人形」
...一日も早くオリジナルで芸術的でしかも大衆的におもしろい俳諧連句的映画の創作に着手する事を切望するものである...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...オリジナルは児童用の粗末な藁紙(わらがみ)ノートブックに当時丸善(まるぜん)で売っていた舶来の青黒インキで書いたものだそうであるが...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...一九三三年のオリジナルな鯛茶の喰い方なのである...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...どこかしらこの人のオリジナルティがある...
寺田寅彦 「二科会展覧会雑感」
...何かしらオリジナルな仕事がしてみたいというような人には...
寺田寅彦 「備忘録」
...なおオリジナルなテキストとしては...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...当該の事物をオリジナルに理解する能力と夫に相応わしい知識とがあり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...注意深く組み合わせたという可なりオリジナルな努力だ...
戸坂潤 「読書法」
...従ってそれだけオリジナルな思索に基くものであると共に...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自分は特殊人(オリジナル)だと思う...
夏目漱石 「それから」
...かつて五曲揃ってオリジナルのピアノ曲にも管弦楽にもあったはずだが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そしてできるならばオリジナルを見るにこしたことは言うまでもないが...
三好十郎 「絵画について」
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