...併し俺は芝居によつてオリジナルな人になるよりは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...オリジナルの部分はわずかに三分といったような仕事が堂々と独創的な顔で通っているようである...
高見順 「如何なる星の下に」
...所謂(いわゆる)オリジナルは屍人くさく...
高村光太郎 「触覚の世界」
...四十年前の田舎(いなか)の亀(かめ)さんはやはりいちばんオリジナルな芸術批評家であったかもしれない...
寺田寅彦 「生ける人形」
...馬琴自身のオリジナルな観察も少なくはないであろうが...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...近ごろある地方の小学校の先生たちが児童赤化の目的で日本固有のおとぎ話にいろいろ珍しいオリジナルな解釈を付加して教授したということが新聞紙上で報ぜられた...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...たまには複製でない本当の原本(オリジナル)と思われる絵を見出して愉快を感じる事もあったが...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...すべてがこの著者のオリジナルなものではないであろう...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...今から考えてみると日下部博士のようなオリジナルな頭脳をもった人には...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...どこかしらこの人のオリジナルティがある...
寺田寅彦 「二科会展覧会雑感」
...イニシャティブを取る点にオリジナルな思想家はまだあまり出ていないと云ってもいい位いなのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...オリジナルな業績の解説書であることで満足し...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...一部分コロムビアにオリジナルのクラヴィコードで...
野村胡堂 「楽聖物語」
...かつて五曲揃ってオリジナルのピアノ曲にも管弦楽にもあったはずだが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ローマで獄死した天才詐欺師バルサモ・ディオ・カリオストロ伯爵とルイ・シャルル・ド・カストリ侯爵の三人をある小史作者は十八世紀末から十九世紀中頃までの三大変種(オリジナル)といっている...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...純粹な幸福は各人においてオリジナルなものである...
三木清 「人生論ノート」
...彼女自身の中の『先天的罪(オリジナルシン)』とは快く其を宥すのだ...
宮本百合子 「黄銅時代の為」
...オリジナルな創作を模倣品から区別するあのまごう方なき生気を知っているものにとって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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