...我輩こそオリジナルな文人だぞ! という顔をして徘徊(はいかい)している人間もありますけどね...
太宰治 「渡り鳥」
...とにかくこれもオリジナルである...
寺田寅彦 「あひると猿」
...また労働争議というはなはだオリジナルでない運動の中からこういう個性的にオリジナルなものが出現して喝采(かっさい)を博したのもまた一つの不思議な現象と言わなければならない...
寺田寅彦 「時事雑感」
...ゆっくりオリジナルな投身地を考えているような余裕はないのみならず...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...何かしらオリジナルな仕事がしてみたいというような人には...
寺田寅彦 「備忘録」
...そういううわさのありうるほどにオリジナルなものであったのである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...なおオリジナルなテキストとしては...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...注意深く組み合わせたという可なりオリジナルな努力だ...
戸坂潤 「読書法」
...そのオリジナルな功績は注目と尊敬とに値いする...
戸坂潤 「読書法」
...この点が併しもっとオリジナルにはM・ハイデッガーに負うものであることは云うまでもない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自分は特殊人(オリジナル)だと思う...
夏目漱石 「それから」
...けれども要吉の特殊人(オリジナル)たるに至っては...
夏目漱石 「それから」
...一部分コロムビアにオリジナルのクラヴィコードで...
野村胡堂 「楽聖物語」
...オリジナルのアリアを含む第三組曲(ニ長調)も美しいものであるが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...かつて五曲揃ってオリジナルのピアノ曲にも管弦楽にもあったはずだが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...――小ざかしき後輩の手を加えることなしに――オリジナルの珠玉篇を提供しようという企ては...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...(*2) オリジナルはナポレオン?(*3) few yards(*4) ヨブ記39:25...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...オリジナルな創作を模倣品から区別するあのまごう方なき生気を知っているものにとって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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