...併し俺は芝居によつてオリジナルな人になるよりは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...原書のドイツ訳が既にオリジナルから必然的に懸け離れているであろうと思われるのを...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...小説を書いてもオリジナルな處があるといふ評判であつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...オリジナルな文人なんて...
太宰治 「渡り鳥」
...色から模様から「時代」まで元品(オリジナル)とすこしも変らない皿――ではあったが...
谷譲次 「踊る地平線」
...洋画としてはオリジナルかもしれないが...
寺田寅彦 「池」
...四十年前の田舎(いなか)の亀(かめ)さんはやはりいちばんオリジナルな芸術批評家であったかもしれない...
寺田寅彦 「生ける人形」
...主役のすみれ娘はオリジナルな愛嬌と頭脳の持主らしく随所に一種の俳諧を発揮しているようである...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...これは確かにオリジナルな意匠としての記録に価する...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...また如何なる教科書とも類を異にしたオリジナルなものであったという事は同君の講義を聞いた高弟達の異口同音の証言によって明らかである...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...近ごろある地方の小学校の先生たちが児童赤化の目的で日本固有のおとぎ話にいろいろ珍しいオリジナルな解釈を付加して教授したということが新聞紙上で報ぜられた...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...そういううわさのありうるほどにオリジナルなものであったのである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...オリジナルのアリアを含む第三組曲(ニ長調)も美しいものであるが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...――小ざかしき後輩の手を加えることなしに――オリジナルの珠玉篇を提供しようという企ては...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...(*2) オリジナルはナポレオン?(*3) few yards(*4) ヨブ記39:25...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...今ピカソの場合も私が見たピカソのオリジナルはごく少数であってほとんどその複製であったということは申しそえておかねばならぬだろう...
三好十郎 「絵画について」
...そしてできるならばオリジナルを見るにこしたことは言うまでもないが...
三好十郎 「絵画について」
...オリジナルな内容を持った文学作品だ...
山中貞雄 「気まま者の日記」
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