...更に又大昔のホメエロスなどは轣轆(れきろく)たる戦車の音か何かを気にしてゐたのに違ひない...
芥川龍之介 「解嘲」
...愛の神(エロス)は現在の上に吾人が今や曙光の自覚を有し始めつつある理想的様式を道徳的標準として課することなく依然として渾沌たる性的関係中より世界の改造を持続するであらうといふことを疑ふに都合よき何等の理由もないのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...何故なれば多くの問題が天上のエロスに於けると等しく地上のエロスによつて喚起せられたからである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...斯くの如くエロスは実に容易に男子の行くべき道を左右し得たのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...久米正雄君の『エロスの戯れ』...
田山録弥 「自他の融合」
...『エロスの戯れ』は一番見劣りがされた...
田山録弥 「自他の融合」
...エロス祭と大書した札を出しているのがあった...
永井荷風 「裸体談義」
...このエロス祭とよく似ていたのは日本館の隣の空地(あきち)でやっていた見世物である...
永井荷風 「裸体談義」
...エロスや真白のカリピイジュ薔薇の吹雪にまよひつゝ足の下(もと)なる花々や...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...思慕(エロス)の高翔(こうしょう)感に殉死しようとするところの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この思慕(エロス)は彼の俳句に一貫しているテーマであって...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...エロスの戯れ――を描いても...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...エロスは言葉のなかにあると自覚したことはなかった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...かならずエロスの神が道づれになって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...かくの如き全運命から解放されるためにエロスにはエルピス(希望)が結び付かねばならない...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...この事共を皆始めしエロスの神よ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...でもとうとう恋の神のエロス様とは角力を取って...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ところが彼の奴隷の一人であるエロスがやってきて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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