...君はあの菩提樹(ぼだいじゆ)の下に「エトナのエムペドクレス」を論じ合つた二十年前を覚えてゐるであらう...
芥川龍之介 「或旧友へ送る手記」
...仏蘭西のボルドオにジエエムス・ゲイといふ男が住むでゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...それが届くたびにゼエムスは...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その日のうちにシゲテイは横濱からエムプレス・オブ・カナダ號に乘船してアメリカへむけて旅立ち...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...紅(あか)いセエム革(がわ)がちらつく気持でした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...徹底したる懷疑論者は上世の末期に出でたるピュローン及びセクストゥス・エムピリクスである...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...その注文を引き受けて一世一代の鎮魂曲(レクイエム)の作曲にとりかかった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...日本の國粹のポエムは...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...金剛砂(エムリ)と熔岩塔の悲痛な原野でもなかった...
久生十蘭 「地底獣国」
...すべての日本の敍景歌の中にはさういふ初期のレクヰエム的要素がほのかに痕を止めてゐるのである...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...ずっと前から註文してあったリルケの「鎮魂歌(レクヰエム)」が二三冊の本と一しょに...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...雪の林のなかなどにそんなレクヰエムを求めながら一人でさまよつてゐた頃の...
堀辰雄 「七つの手紙」
...自然科学の方面ではあの尊敬すべきフランスの学者デュエム...
三木清 「消息一通」
...守るところを失なったといわざるを得ずだ」少し小声にてm(エム)も大分持ち出したそうだ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...仙エムどんは結城様の藩兵につかまって...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...頼まれたって引受けるもんか」「エムプレス・チャイナへ面当(つらあ)てにした事でもねえんだな」「むろんないよ...
夢野久作 「難船小僧」
...そろそろエムデンの逃路(コース)にぶつかるかも知れない...
夢野久作 「焦点を合せる」
...つまりエムデンの死に物狂いのスピードが...
夢野久作 「焦点を合せる」
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