...「俊助ズィ・エピキュリアンの近況はどうだい...
芥川龍之介 「路上」
...しかも猶(なお)俊助ズィ・エピキュリアンなどと嘲(ののし)られるのはこのためだった...
芥川龍之介 「路上」
...君のようなエピキュリアンじゃない...
芥川龍之介 「路上」
...哲学とくにエピキュリアン(快楽主義)哲学に通じていた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...哲学の体系流行していた哲学体系は、ストア派、プラトン哲学、アカデミー学派、エピキュリアン、であり、これらの中でプラトン主義者だけが唯一神になんらかの信仰を持ち、神は彼らにとって最高の存在であるよりは(プラトン哲学の)イデアであった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...この種子の考え方においてエピキュリアンはその先輩同輩に対して実に比較にならぬほど進歩している...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...われわれはここではただエピキュリアンのこれらの驚くべき偉大なる臆断を嘆美すればよい...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...エピキュリアンに対立した他の学説に対して峻烈(しゅんれつ)な攻撃を加えているのである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...なおエピキュリアンが時を素量的のものと考えたという事を何かで読んだことがあるが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...おれは黄金の都会から墜落した覆面のエピキュリアンになってしまったのかも知れない!……」彼は虚言を吐きつづけて...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...夢の他ではエピキュリアンだ...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...「何うもエピキュリアンであるらしい自分を俺は悲しみながらも――」云ひながら私は...
牧野信一 「ファティアの花鬘」
...エピキュリアンでなかつた代りに――」...
牧野信一 「ファティアの花鬘」
...彼はエピキュリアンだといっても差支えないぐらいだったのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...エピキュリアンといふのは生活の藝術におけるディレッタントである...
三木清 「人生論ノート」
...モンテーニュは従来エピキュリアンで恋愛においてすこぶる放縦であったかのように伝説されているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は純乎たる高い意味でのエピキュリアンになっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かの女は僕の背中にエピキュリアン同志のする暗号をつたえると...
吉行エイスケ 「東京ロマンティック恋愛記」
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