...――たとへば「エゴイスト」(メレデイス)には辟易した...
芥川龍之介 「平田先生の翻訳」
...部下に対する思いやりのないエゴイストとして...
梅崎春生 「狂い凧」
...エゴイストです...
太宰治 「女の決闘」
...「僕だって、エゴイストです...
太宰治 「乞食学生」
...ただちょっと気取ったエゴイストじゃないか...
太宰治 「新郎」
...僕は、いまでは、エゴイストです...
太宰治 「春の枯葉」
...エゴイスト人間!昨夜から今朝は涼しい...
種田山頭火 「行乞記」
...みんなラツフでエゴイストで...
種田山頭火 「其中日記」
...メレディスの「エゴイスト」の中にも出て来る...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...私はこのエゴイストの哲学についてはなんらの批評の言葉も持ち合わせない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...僕は一片の愛情もないエゴイストで卑怯者で我利々々亡者だということになる...
豊島与志雄 「狸石」
...正直過ぎては不可ません親切過ぎては不可ません女を御覧なさい正直過ぎ親切過ぎて男を何時も苦しめますだが女から正直にみえ親切にみえた男は最も偉いエゴイストでした思想と行為が弾劾し合ひ智情意の三分法がウソになりカンテラの灯と酒宴との間に人の心がさ迷ひますあゝ恋が形とならない前その時失恋をしとけばよかつたのです...
中原中也 「恋の後悔」
...彼女がその若いエゴイストに対して抱いた誠意は真価を認められなかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...利己主義(エゴイスト)と名をつけられて...
宮本百合子 「雨の昼」
...メレディスの「エゴイスト」二冊その他...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もっと手前の所でエゴイストであるためらしい...
三好十郎 「恐怖の季節」
...赤ん坊は生れながらのgoiste(エゴイスト)ですからね...
森鴎外 「蛇」
...随分エゴイストらしいことを言っているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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