...エゴイストだね」五郎は何となく...
梅崎春生 「幻化」
...われわれの体内の熱より大きな外部の熱からして料理というものがはじまったのだといえないだろうか? 博物学者のダーウィンはティエラ・デル・フエゴの住民についてこういうことを語っている――彼の一行(いっこう)は十分に着物を着て火のそばに坐りこんでいてちっともあったかすぎるということはないのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...エゴイストです...
太宰治 「女の決闘」
...かならずむごいエゴイストだ...
太宰治 「正義と微笑」
...花だけ求めたのはやつぱり人間のエゴだ...
種田山頭火 「其中日記」
...……」エゴール・サヴィチは起きあがって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...併し不人情でエゴイストの自分等のやうなものには迷惑なのである...
寺田寅彦 「伊香保」
...何も無理にエゴティスティック(必ずしもエゴイスティックとは云うまい)な自己に世界の生を収斂させて...
戸坂潤 「思想としての文学」
...」客間へ行こうとしたエゴールに向って...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...エゴイズムを基礎とする関係機構への不安を覆いかくしがたいのである...
中井正一 「美学入門」
...正直過ぎては不可ません親切過ぎては不可ません女を御覧なさい正直過ぎ親切過ぎて男を何時も苦しめますだが女から正直にみえ親切にみえた男は最も偉いエゴイストでした思想と行為が弾劾し合ひ智情意の三分法がウソになりカンテラの灯と酒宴との間に人の心がさ迷ひますあゝ恋が形とならない前その時失恋をしとけばよかつたのです...
中原中也 「恋の後悔」
...ティエラ・デル・フエゴの惨めな住民は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それにエゴイズムともいえない事はないんだから――友吉 ええ...
三好十郎 「その人を知らず」
...随分エゴイストらしいことを言っているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ままごとをバエバエゴクというのは...
柳田国男 「こども風土記」
...ままごとの地方名としては米沢(よねざわ)でもオフルマエゴト...
柳田国男 「こども風土記」
...息子ディエゴの手をひいて...
和辻哲郎 「鎖国」
...同じ頃にディエゴ・デ・ニクエサがホンデュラス地峡よりダリエンまでのベラグワ地方を縄張りとしたのに対したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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