...まああなたの言葉を借りればアンニュイそれ自身のような生活だわね...
芥川龍之介 「文放古」
...私のアンニュイかも知れないが...
太宰治 「如是我聞」
...もの凄(すさま)じきアンニュイを君知るや否や...
太宰治 「もの思う葦」
...共同生活に伴うアンニュイの一滴だも嘗めずに...
辰野隆 「感傷主義」
...仕舞にアンニュイを感じ出した...
夏目漱石 「それから」
...本郷の通りまで来たが倦怠(アンニュイ)の感は依然として故(もと)の通りである...
夏目漱石 「それから」
...又アンニュイに襲われたと悟って...
夏目漱石 「それから」
...彼はこれをアンニュイと名(なづ)けていた...
夏目漱石 「それから」
...アンニュイに罹(かか)ると...
夏目漱石 「それから」
...アンニュイに外ならなかったからである...
夏目漱石 「それから」
...彼の苦痛は何時ものアンニュイではなかった...
夏目漱石 「それから」
...アンニュイに似た孤独の詩情を抱かせるのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...倦怠(アンニュイ)でどうにもならなくなっているのに...
久生十蘭 「だいこん」
...無窮の倦怠(アンニュイ)...
久生十蘭 「地底獣国」
...そこには度をすぎた懇切――人生に倦怠(アンニュイ)を感じている俗人のわざとらしい努力――が大分あるように...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...また近代人のアンニュイのように...
柳田国男 「雪国の春」
...私はアンニュイな様子を見せ始め...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...斉信は「御物忌(ものいみ)」にこもってアンニュイに苦しめられながら...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索