...針金は短波を送るためのアンテナとなった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...双方のアンテナから発する無電は...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...超短波用らしいアンテナが三つばかりあり...
海野十三 「火星探険」
...目標の第一は、アンテナだ...
海野十三 「太平洋魔城」
...アンテナはぱちぱちと火花をはなって...
海野十三 「太平洋魔城」
...「むこうの鉄柱からこの玻璃窓の前の手すりへはったアンテナが...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...もつともそれだけ vital force が残つてるのだらう!水をたゞようて桐一葉・夕焼うつくしい旅路もをはり□・青葉ふかくいち高い樹のアンテナ・ゆふべのラヂオの泣きたうなつた七月十一日四時前に起きた...
種田山頭火 「行乞記」
...米 一升二合朝月暈をきてゐる今日は逢へる朝風へ蝉の子見えなくなつた朝月にしたしく水車ならべてふむ・水が米つく青葉ふかくもアンテナ夾竹桃赤く女はみごもつてゐた合歓の花おもひでが夢のやうに・柳があつて柳屋といふ涼しい風汗はしたゝる鉄鉢をさゝげ見まはせば山苺の三つ四つはあり・鉄鉢の暑さをいたゞく・蜩よ...
種田山頭火 「行乞記」
...萩がちつたり虫がないたり峠くだればゆふべの牛が鳴いてゐる・夕立晴れるより山蟹のきてあそぶかな長屋あかるく灯して疳高いレコードの唄アンテナがあつて糸瓜がぶらさがつて鉄道工事長屋で九月十五日降りさうなが...
種田山頭火 「行乞記」
...朝風の青梅をぬすむ五つ六つ家は青葉の中からアンテナ・郵便がなぜ来ない朝から雀のおしやべり・青葉あかるくげつそりと年とつた鏡の顔・これが今日のをはりの一杯をいただく五月廿五日快晴...
種田山頭火 「其中日記」
...アンテナはわずかに二メートルくらいの線を鴨居(かもい)の電話線に並行させただけで...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...高い長いアンテナを使い...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...各人がアンテナを持つというわけにゆかず...
中里介山 「大菩薩峠」
...北方に何ごとぞ雲 雲を引具して空を急いだ街街は雨の喪服街はとほい街は沈むアンテナは潜望鏡をまねて雲を観た北方に何ごとぞや?欅は丘で街を観た欅は終日(いちにち)雲を迎へて雲を送つた欅は終日 濡れる街を眺めてゐた...
仲村渠 「濡れる展望」
...無線電信のアンテナが...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...ただにアンテナを張ったばかりでなく...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...アンテナの話をすると逃げ出すんでね...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...勿論アンテナと地中線ばかりではないので...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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