...君はフロイドのアンコンシャスというものを知っているかしら...
江戸川乱歩 「疑惑」
...われとわが手をバチバチ叩いてアンコールへの拍手を送り...
大阪圭吉 「三狂人」
...大島のアンコに似ていた...
太宰治 「パンドラの匣」
...アンコールをしているのです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...まだ人々は盛んにアンコールを浴びせているのに...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...私がカーペンターの Principles of Mental physiology で無意識脳作用(アンコンシャス・セレブレーション)といふ事を初めて学び...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...SH氏(し)はこのアンコールに応(おう)じて...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...フランスの軍艦ゼフィールはナポレオンが隠れていたアンコンスタン号に出会って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...仏印のアンコールトムのバイヨンに似てゐると思ひ...
林芙美子 「浮雲」
...梅の実のカクテルをアンコールして寒子には甘いサンザノを註文してくれた...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...アンコール盛、「モン・パゝ」を一とくさり歌ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...アンコール、アンコール、アンコールと望みたい――などゝ云ひ過ぎて妻君に反感を持たれたりした、――で、それだけ方々の芝居を見て、それが一番面白かつた(これは僕ばかりではない、観客全部の大喝采なのだ...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...俗にアンコ入りと称えられる大津絵と大津絵との間で...
正岡容 「下町歳事記」
...かれは「アンコール」(もっと)と声をかける...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...アンコールの拍手に...
三浦環 「お蝶夫人」
...手をつないで軽く軽く踊る、どこかの隅から花束が贈られる、可愛い愛嬌でそれを受とめ、アンコール、アンコール...
三岸好太郎 「上海の絵本」
...(b)アンコナ*軍区の者どもは聖ジャック・ド・コンポステル寺**に参詣をしたがり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...カルロ・ナイン嬢の姿が三度ほどアンコールされた...
夢野久作 「暗黒公使」
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