...アブサントを六十本飲んで見せました...
芥川龍之介 「河童」
...強いアブサントを隱した代りに正宗一本だけを注文したのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...また酒やアブサントや待ち合の料理や西洋料理を受けた胃ぶくろに移つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...飲み残した一杯のアブサン...
太宰治 「人間失格」
...コップの水にアブサンが牛乳のように混和してゆくのを...
豊島与志雄 「田舎者」
...アブサントを好む者は...
豊島与志雄 「「自然」」
...パリーでは最もよくアブサントを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少し眠ってアブサントの酔いでもさますがいい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お手際なところをお目にかけましょうか」三分の一ほどアブサントを注いだ脚付のグラスの縁に...
久生十蘭 「雪間」
...自分の部屋へアブサントの瓶をとらせにやった...
久生十蘭 「雪間」
...閉めてあげるわ」安芸子は乱暴にアブサントを注ぎ...
久生十蘭 「雪間」
...アブサントをあおるという狼藉ぶりになった...
久生十蘭 「予言」
...体がぶるぶる震えたのはアブサン酒のせいじゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...「それとも酔醒めの口あたりにはアブサンが好いでせうかな...
牧野信一 「露路の友」
...いくらでもいくらでも飲みたくなるんですって……アブサントのおかげで青臭いにおいがスッカリ消されている上に...
夢野久作 「鉄鎚」
...「オイオイ……どうしたんだ?」「……あたし……今ね……叔父さんに上げたお薬の残りをアブサントに溶(と)いといたのを……みんな飲んでしまったの」「馬鹿……」「……妾……今から帰って...
夢野久作 「鉄鎚」
...ウイスキーでもアブサンでも...
夢野久作 「暗黒公使」
...」笑いながらアブサンを飲む大きな山口の唇が開きかかると...
横光利一 「上海」
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