...つまりアブラ虫ですよ」「アブラ虫だって? アブラ虫かい」正吉は...
海野十三 「三十年後の世界」
...ブーンというアブの羽音のようなものが聞こえてきた...
江戸川乱歩 「影男」
...「アブラハムの神...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...あとで……」アブラゲ(蒲団)が敷いてある横で...
高見順 「いやな感じ」
...このアブストラクションを検討してかかることが必要なわけだ...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...風船の破裂は滑稽だろう(そこにアブサーディティー又はナンセンスがあるのである)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...アブサラム会長に礼を言って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...茎類(ハアブ)を食し...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...」この有名句を「マヂシアンズ・ボキアブラリイ」で探して見ると...
牧野信一 「鬼の門」
...その餌は魚によつて地方によつてよほど違ひがあるやうであるがわが郷里伊予などにては何を用ゐるかと、その道の人に聞くに蚯蚓を用ゐるものは鮠(はや)釣、鮒(ふな)釣、ドンコ釣、ゲイモ釣、鰻(うなぎ)釣、手長海老(てながえび)釣、スツポン釣川海老を用ゐるものは鮠釣、ゲイモ釣、ギゾ釣エブコ(野葡萄(のぶどう)の如き野草の茎の中に棲(す)む虫)を用ゐるものは鮠釣ギスゴ、ハタハタを用ゐるものは鮠釣蚕を用ゐるものは鮠釣セムシ(川の浅瀬の石に蜘蛛(くも)のやうな巣を張りて住む大きなものと川の砂の中に砂を堅めて小さき筒状の家を作りて住む形の小さなものとの二種類ある)を用ゐるものは鮠釣田螺を用ゐるものは手長海老赤蛙(あかひき)を用ゐるものは鯰(なまず)釣海の小海老を用ゐるものは小鯛釣、メバル釣、アブラメ、ホゴそのほか沖の雑魚(ざこ)釣シヤコを用ゐるものは小鯛釣小烏賊を用ゐるものは大鯛釣シラサ海老を用ゐるものは大鯛釣、鱸(すずき)釣、チヌ釣ゴカイチヌ釣、雑魚釣などの如く多くは動物を用ゐるのであるが、中には変則な奴もある、それは鮎(あゆ)を釣るにカガシラ鉤(蚊頭)を用ゐ、鮠を釣るにハイガシラ(蠅頭)を用ゐ、ウルメを釣るにシラベ(白き木綿糸を合せたるもの)を用ゐ、烏賊(いか)を釣るに木製の海老を用ゐる如き類ひである...
正岡子規 「病牀六尺」
...九世紀に支那に渡ったペルシャ人アブ・ザイド・アル・ハッサンの『紀行』(レイノー仏訳...
南方熊楠 「十二支考」
...アブ/\/\しながら...
宮原晃一郎 「悪魔の尾」
...アブストラクトやシュールを批判して否定して...
三好十郎 「ゴッホについて」
...仕事にアブレたり...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...「……アブナイッ……」「馬鹿ッ……」「アターッ……」という怒号と悲鳴が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...終点で下(お)りると其処(そこ)の並木路(アブニウ)の端に文人バルザツクの銅像が立つて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...其れに幾つかの大きな書棚や二つの大きな卓(タアブル)其他(そのた)が据ゑられて居るから...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ぼくはアブ公と遊ばなかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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