...1931年の風雲を寂しく語つてゐるタンクが早晨(アサ)の大霧に赭く錆びついてゐる...
李箱 「熱河略図 No.2」
...「――ヲバサンコレヲアシタノアサ下島サンニワタシテ下サイ...
小穴隆一 「二つの繪」
...あたかもビールにキリンとか、エビスとか、アサヒとか、サッポロとかいちいち名がつけてあるごとくに、哲学にも、エンピリシズムとか、ラシオナリズムとか、プラグマチズムとか、インチュイショニズムとかさまざまな名がつけてあるが、要するに考え方によって、何とでも考えられるということに帰着する...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...南より来る平(ヒラ)川及び東より来る浅瀬石(アサセイシ)川と弘前市の北にて会合し...
太宰治 「津軽」
...きのうの夕刊に依ると、スペイン大統領、アサーニア氏も、とうとう辞職してしまった...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...バー・アサヒへ逆戻りしてしまった...
豊島与志雄 「田舎者」
...「コートリ、タマゴ、ハーカマ、ハオリ……」「アーメ、カサ、カーラカサ、アサヒ……マツ、ツル、シカノ……ツノ、ウシノツーノ...
中原中也 「良子」
......
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...すなわちこれが岡トトキの名を伴った桔梗をアサガオだとする唯一の証拠である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また万葉歌のアサガオをヒルガオだとする人もあったが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その中でアサマリンドウ...
牧野富太郎 「植物知識」
...俺がザラザラのガアサガアサとたべると...
宮本百合子 「菊人形」
...オカアサンガ キテ オツシヤイマシタ...
村山籌子 「スナマンヂウ」
...タイヘントシトツタオバアサンネコガ...
村山籌子 「ネコ ノ オバアサン」
...ミカエリバアサンというのはこちらの聴き取りで...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「サアサア...
夢野久作 「巡査辞職」
...サアサア……」私はこの時...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「これが橡(とち)、あれが桂、悪(あく)ダラ、沢胡桃(さわぐるみ)、アサヒ、ハナ、ウリノ木、……」事ごとに眼を見張る私を笑いながら、初め無気味な男だと思った案内人は行く行く種々の樹木名を倦みもせずに教えて呉れた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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