例文・使い方一覧でみる「ゝ」の意味


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...「そんなことならいんですけれど...   「そんなことならいゝんですけれどの読み方
鈴木三重吉 「ざんげ」

...一時間(じかん)も旦那(だんな)の寐臺(ねだい)の傍(そば)に凝(じつ)と立(たつ)た儘(ま)で...   一時間も旦那の寐臺の傍に凝と立た儘での読み方
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」

...だがあの朝、トタン屋根の上で啼いてゐたのをやつと掴まへて、頬ずりをしながら抱き締めた瞬間に、あ、不憫なことをした、己は残酷な主人だつた、もうどんなことがあつても誰にもやるものか、死ぬまで此処に置いてやるのだと、心に誓つたばかりでなく、リヽーとも堅い約束をした気持だつた...   だがあの朝、トタン屋根の上で啼いてゐたのをやつと掴まへて、頬ずりをしながら抱き締めた瞬間に、あゝ、不憫なことをした、己は残酷な主人だつた、もうどんなことがあつても誰にもやるものか、死ぬまで此処に置いてやるのだと、心に誓つたばかりでなく、リヽーとも堅い約束をした気持だつたの読み方
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」

...ちよいとポストまで、あ、あたかしありがたし、練兵場では、雲雀がのんきにうたつてゐた、草がぼつ/\青んで来た、綿入をぬがう、足袋をはくまい...   ちよいとポストまで、あゝ、あたゝかしありがたし、練兵場では、雲雀がのんきにうたつてゐた、草がぼつ/\青んで来た、綿入をぬがう、足袋をはくまいの読み方
種田山頭火 「松山日記」

...」「もうお帰り?」「え...   」「もうお帰り?」「えゝの読み方
永井荷風 「畦道」

...何処(どこ)からともなく煤烟(ばいえん)の煤(す)が飛んで来て...   何処からともなく煤烟の煤が飛んで来ての読み方
永井荷風 「すみだ川」

...一生涯つゞいてくれるといんだけれど……そんな事思ふと悲しくなるわ...   一生涯つゞいてくれるといゝんだけれど……そんな事思ふと悲しくなるわの読み方
永井荷風 「来訪者」

...蓋(ふた)の裏(うら)からはだら/\と滴(した)りが垂(た)れて僅(わづ)かに水蒸氣(ゆげ)が立(た)つた...   蓋の裏からはだら/\と滴りが垂れて僅かに水蒸氣が立つたの読み方
長塚節 「土」

...此仮睡(うたね)から覚(さ)めた...   此仮睡から覚めたの読み方
夏目漱石 「それから」

...十中八九は心持のいものだ...   十中八九は心持のいゝものだの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...他は 人の世を楽しむことに我が力少し足らずと歎かるかな いみじかる所なれども我にのみ憂しと分ちて世を見ずもがな の二つである...   他は 人の世を楽しむことに我が力少し足らずと歎かるゝかな いみじかる所なれども我にのみ憂しと分ちて世を見ずもがな の二つであるの読み方
平野萬里 「晶子鑑賞」

...際立っていのはゐない...   際立っていゝのはゐないの読み方
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」

...」などいふことを周囲の者に吹聴して...   」などゝいふことを周囲の者に吹聴しての読み方
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」

...」「あ、わしは飛んでもない盗人野郎に、懐ろの中へ飛び込まれてしまつた...   」「あゝ、わしは飛んでもない盗人野郎に、懐ろの中へ飛び込まれてしまつたの読み方
牧野信一 「痴酔記」

...「嫌ならいよ...   「嫌ならいゝよの読み方
牧野信一 「蘭丸の絵」

...片腹どころか両腹痛いとこに書くと...   片腹どころか両腹痛いとこゝに書くとの読み方
南方熊楠 「きのふけふの草花」

...魔女(踊りつ...   魔女(踊りつゝの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...そんなうまい儲け仕事が沖合を通りかつてゐるといふ通知が早く來なかつたのを口惜しがつただけであつた...   そんなうまい儲け仕事が沖合を通りかゝつてゐるといふ通知が早く來なかつたのを口惜しがつただけであつたの読み方
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」

「ゝ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「ゝ」


ランダム例文:
同時   マラガ   戊寅  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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