...われらはわれらの求むるものの何なるかを知る...
石川啄木 「詩」
...日本はわれらの国ソ連にとっても大敵です...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...われら人類だけによって支配されているが...
海野十三 「宇宙尖兵」
...もとよりわれらは生物学が今日すでに充分に発達したものであるとは言わぬ...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...ああ、われらもまた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...死ね! われら、いま、微細といえども、君ひとり死なせたる世の悪への痛憤、子々孫々ひまあるごとに語り聞かせ、君の肖像、かならず、子らの机上に飾らせ、その子、その孫、約して語りつがせむ...
太宰治 「HUMAN LOST」
...この「自由をわれらに」でいっそうそう思わされるのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...われら人間の故にヂュウスと爭ふをやめむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...われら稚(いとけな)き頃その名を聞きてさへ恐れて泣き止みしものをと心づけば...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...われらのうちに住み給えり」鐘の音のひびく極み...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...われらが過去を破壊しつつ...
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」
...われらはこれを明らかにしなければならぬ...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...ここにも芸術と科学と何か内存的に関係があることを暗示するようにわれらは感ずる...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...この大屈辱をわれらも一致して拭(ぬぐ)わねばならん」曹操は考えていたが...
吉川英治 「三国志」
...われら雑輩の端にまで...
吉川英治 「私本太平記」
...われらは何処とも存じていない」こう嘯(うそぶ)いて...
吉川英治 「私本太平記」
...これから貧しきわれらの若夫婦が...
吉川英治 「新書太閤記」
...われらよりは深い思慮で遊ばすことだ...
吉川英治 「親鸞」
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