...いつもあのわる口の歌をうたっているよくない子は...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「コウノトリ」
...「わる口をいうと...
海野十三 「三十年後の世界」
...ジャガイモ艇などとわる口をいうが...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...幕府(ばくふ)のわる口(くち)をいったというので...
高山毅 「福沢諭吉」
...その作者のわる口を言ふことではない...
田山録弥 「孤独と法身」
...わる口は成たけ言はないやうにしなければならない...
田山録弥 「孤独と法身」
...さういふわる口は害あつて益なしである...
田山録弥 「孤独と法身」
...他のわる口を言つてゐる言葉の中に...
田山録弥 「批評」
...別にわる口らしい放言は浴びせかけられなかつたけれども...
田山花袋 「道綱の母」
...教師のわる口を喋舌るんだから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...そのくらい愚妻のわる口を拝聴すれば申し分はありません」「まだ四五ページあるから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...夫(そ)れ金村(かなむら)の奧樣(おくさま)がお目覺(めざめ)だと人(ひと)わる口(くち)の一つに數(かぞ)へれども...
樋口一葉 「われから」
...スノーのいったわる口を忘れてはいけませんでした...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...南瓜(かぼちゃ)頭というわる口があるが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...市野のわる口は前書にあり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ぼつぼつわかいお妃(きさき)さまのわる口をいいはじめました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「十二人兄弟」
...「人のわる口を云うのに銭はかからねえからな...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...そのあとわる口なんか云ったことはなかったでしょ」「子供ってやつはむずかしいもんだ」「そうね」とおりつが云った...
山本周五郎 「ちいさこべ」
便利!手書き漢字入力検索