...皆の心の背景の一部を成している民俗的な詩(わらべ唄など)が相当数ある...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...童(わらべ)の知ることならず」と...
直木三十五 「南国太平記」
...切棒の駕籠に畔ゆく村童(わらべ)まで跪(ひざまづ)かせしものを...
一葉 「暗夜」
...大方はすゝきなりけり秋の山伊豆相模境もわかず花すゝき二十余年前までは金紋さき箱の行列整々として鳥毛片鎌など威勢よく振り立て振り立て行きかいし街道の繁昌もあわれものの本にのみ残りて草刈るわらべの小道一筋を除きて外は草の生い出でぬ処もなく僅かに行列のおもかげを薄の穂にとどめたり...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...女童部(めわらべ)の物語にする...
南方熊楠 「十二支考」
...」「童子(わらべこ)どもも人に負はれて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この童(わらべ)と女の子と...
森鴎外 「うたかたの記」
...京わらべの根もなき評にさえ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自分は京の藁兵衛(わらべえ)と名乗って選者に納まる...
山本笑月 「明治世相百話」
...「女童(おんなわらべ)の知るところでない」と...
吉川英治 「三国志」
...兼好という法師に仕えている童(わらべ)から餞別(はなむけ)にもらった雀の子を配所で育てたものですと語り...
吉川英治 「私本太平記」
...童武者(わらべむしゃ)の蔦王(つたおう)が...
吉川英治 「私本太平記」
...妻女や女童(めわらべ)の酌で酒がすむと...
吉川英治 「新書太閤記」
...この女童(めわらべ)たちと遊んでいてやれ」「……は」「なんという顔をするのか」「それがしは...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし、さむらいどもと事ちがい、お前方、老いたる者や、常々拙者の母の世話や、炊(かし)ぎのことまでしていてくれた女ども、わらべなどは、連れ参るわけにはゆかず、また、邸へのこしておいても、脇坂の家も、きょう限り絶えるのじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...女童(めわらべ)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...愚禿(ぐとく)さまがお出でだ」「お上人がおいでだぞい」浜の童(わらべ)も...
吉川英治 「親鸞」
...夕べには兵糧の苦労に村中の女手や童(わらべ)の手まで狩りたてて指揮しておられたにちがいない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索