...わびたいような気持ちでそっと襖(ふすま)を明けて見ると...
有島武郎 「或る女」
...手当をうけながらわびた...
海野十三 「怪星ガン」
...たいへん待ちわびた...
海野十三 「火星兵団」
...首を長くして○○獣の出てくるのを待ちわびた...
海野十三 「○○獣」
...「すみません」と私は小声でわびた...
太宰治 「斜陽」
...古の不破の關所のあつたあたりのわびたる野山...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...かういふ日にこそ廢驛を眺めわびたいとおもつて...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...待ちわびた老画家が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その恋愛とドラマとを禁じた表六句のわびた暖簾の蔭に...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...この罪をわびたい...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...「親戚に急な不幸がありましてな」件(くだん)の労働者は気の毒そうに田中にわびた...
平林初之輔 「頭と足」
...時間厳守しなかったことを丁寧に客人のメイフィールドにわびた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...一方は今か今かと待ちわびた...
本庄陸男 「石狩川」
...わびたがってでもいるような様子である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...待ちわびたる阿園は飛び立ちて迎え入れ...
宮崎湖処子 「空屋」
...わびたりされちゃ...
三好十郎 「樹氷」
...申しわけもございませぬ」と、重(おも)なる者、打ちそろって、罪をわびた...
吉川英治 「新書太閤記」
...わびた草庵風(そうあんふう)の一間に...
吉川英治 「新書太閤記」
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