...だんだん底深く沈んで哀(かな)しくなって行くその思い、なんの思いとも定めかねた深い、わびしい、悲しい思い...
有島武郎 「或る女」
...およそわびしいかぎりの光景であつたようだ...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
......
高見順 「死の淵より」
...あの世(よ)からひヾいてくるかとおもはれるやうなわびしい釣鐘(つりがね)の音(ね)がきこえる...
竹久夢二 「桜さく島」
...われ/\は、この力のない、わびしい、果敢(はか)ない光線が、しんみり落ち着いて座敷の壁へ沁み込むように、わざと調子の弱い色の砂壁を塗る...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
......
種田山頭火 「行乞記」
...すこしわびしいな...
種田山頭火 「其中日記」
...雨の日の黄昏(たそがれ)は知らぬまに忍び足で軒に迫ってはや灯(ひ)ともしごろのわびしい時刻になる...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...そのわびしい室(へや)の窓ガラスを通して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...晩秋のわびしい光をかんじ...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...すべてがわびしい闇のなかに――物語の終結は近づいてゐた...
原民喜 「ある時刻」
...フロレンスのある狭いわびしい僧房に蔵せられている肖像で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...夕ぐれ夕ぐれになると渚はしだいにつめたくなりむかふの島から狐火がながれてくるのだ孔雀の尾のやうに光りしづかな島蔭をめぐつてはいくつもいくつも浪の穂に戯れてながれてくるのだ岬の海鳥にまじりわたしも海鳥の眼つきをしてこのながれよる灯火をかぞへてゐると放埒にすさみはてたわたしの運命のうらぶれてわびしいありかがいきものの呼吸のやうにほとほと...
三好達治 「測量船拾遺」
...まして宮はわびしい気持ちになっておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...中の君はわびしいことの添ってきた運命であると歎いていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...みすみす濁流のさか巻く淵(ふち)へ、呑まれ去る者を見ながら、手もとどかず、救うすべも持たない身を自分に見たような辛(つら)い、わびしい、やりきれない顔いろだった...
吉川英治 「私本太平記」
...見るからにわびしい田舎寺だ...
吉川英治 「私本太平記」
...ふたつとも孤立無援のわびしいものと相成りましょう」「そうか...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
- スノーボード選手の竹内智香さん: 元スノーボード選手がエイブル社外取締役に就任 ✨
- 俳優の役所広司さん: 成島出監督の訃報を受け、誠実で信頼できる盟友として追悼のコメントを寄せた。😢
- お笑い芸人の伊達みきおさん: 脳梗塞で入院し活動休止。🏥
