...わだかまりの無い気分! 私は貴女の詩をあのカルチエ・ラタンの小さなカフエーの詩人達の集りに読み聞かせてやりたい...
石川三四郎 「蒼馬を見たり」
...ふたたびひとつのわだかまりとして...
梅崎春生 「Sの背中」
...わだかまりてあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...今も云うように私の胸にわだかまりが出来たものですから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...こゝろの中のわだかまりがいっときに晴れるのでござりました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...教室員が心も体も互いにぴったりより添って活動した幾度かの生命がけの救護隊の体験は私と山下との間のわだかまりをすっかり忘れさせてしまった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ついこの間は、不意に白骨の温泉へやって来て、宿にわだかまり、あの前の方へ進んで行く大きい方の人が、わたしの眼を後ろから押えて、どうしても放してくれなかった気味の悪い人...
中里介山 「大菩薩峠」
...腹にわだかまりがない...
中里介山 「大菩薩峠」
...その間に何の蟠(わだかまり)もなく...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...勘當同樣に此道場に預けられて居るんだ」何んのわだかまりもなくこんな事を言ふ敬太郎だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曖昧(あいまい)な心のわだかまりから...
林芙美子 「浮雲」
...わだかまりがあったからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...私は気分において「心晴れぬ」わだかまりが生じてならなかつた...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...おときは何のわだかまりもなく目をみはった...
水上滝太郎 「果樹」
...お久美さんもつれられて微笑はしたけれ共何だかわだかまりの有るらしい様子で...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...わだかまりの無い記念だけは残っていると云うものでございますね...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...なんのわだかまりもない...
森鴎外 「安井夫人」
...何のわだかまりもない風付(ふうつ)きで私にシャンパンのコップをすすめた...
夢野久作 「冥土行進曲」
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