...反古張(ほごばり)の障子がわずかに見えてる...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...ほんのわずかの贈物なんですの...
海野十三 「爆薬の花籠」
...のこされた何かわずかな手がかりで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...わずかに慰(なぐさ)められて森を出たが...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...そうして実にわずかばかりの科学の知識をたのんで...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...扉をわずかに開けて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...かすかな微笑がその口辺にわずかに漂っていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼は技能をないがしろにした――わずかの間に自己の優越を失ってしまったほど自惚(うぬぼ)れていたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...唯一の財源だったピアノの教授のわずかなものを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わずかに空を仰いだだけで息絶えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人声絶えたる焼け跡にわずかにすだくこおろぎ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...流水はわずかに上空の光りを浮かべて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...幅はわずか二尺に足らないくらい狭かった...
夏目漱石 「思い出す事など」
...小三郎はわずかに声を張り上げます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だがわずか一世紀の昔に遡(さかのぼ)る時...
柳宗悦 「工藝の道」
...わずか半世紀より過ぎないが...
柳宗悦 「地方の民藝」
...わずか十数騎で乱軍からのがれたほどだが...
吉川英治 「私本太平記」
...わずかな木口であるが切り人(て)の非凡な手の冴えが光っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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