...そのうえこゝにいるひめたちは故備前守のわすれがたみのことでもあるから...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...なんかあったの爺や」立花博士の遺児(わすれがたみ)...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...「さてはお手前は鳥谷先生のおわすれがたみでござったか...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...呉の長沙(ちょうさ)の太守孫堅(そんけん)の遺子(わすれがたみ)孫策(そんさく)も...
吉川英治 「三国志」
...その遺児(わすれがたみ)四人をかかえて...
吉川英治 「私本太平記」
...その幼い北条氏のわすれがたみを関東総大将にあげ...
吉川英治 「私本太平記」
...高時のわすれがたみ北条時行(亀寿丸)をいただき...
吉川英治 「私本太平記」
...亡君のわすれがたみ...
吉川英治 「私本太平記」
...幾人もの遺子(わすれがたみ)を守り育てて...
吉川英治 「私本太平記」
...加賀見能登守(かがみのとのかみ)その人の遺子(わすれがたみ)であるのだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...故勝頼公(こかつよりこう)のわすれがたみ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...北国攻めの凱旋(がいせん)と共につれ帰った――浅井長政のわすれがたみで...
吉川英治 「新書太閤記」
...遮那王(しゃなおう)ではありますまいか」「遮那王とは」「義朝の遺子(わすれがたみ)――幼名牛若ともうす稚子です」「ははあ」「どうも...
吉川英治 「親鸞」
...「お覚えがあってか――その昔は成田兵衛(なりたのひょうえ)の遺子(わすれがたみ)――寿童丸(じゅどうまる)といわれた者...
吉川英治 「親鸞」
...良持様のわすれがたみでお在(わ)すあなたに...
吉川英治 「平の将門」
...鞍馬寺にある亡主義朝の遺子(わすれがたみ)牛若を...
吉川英治 「源頼朝」
...ひとりの遺子(わすれがたみ)は...
吉川英治 「源頼朝」
...六条の頭殿(こうのとの)の遺子(わすれがたみ)という幼な子が...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索