例文・使い方一覧でみる「わけ」の意味
スポンサーリンク...とりわけ、お孫さんにあたるひいさまたちのおせわをよくなさいました... 
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...ラジウムの発見もなければ放射能の研究も十分の意味を得なかったわけで...
戸坂潤 「技術へ行く問題」
...ファッショ的勢力は安んじて「自由主義」的分子を圧迫出来るわけだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...と力（りき）んだわけではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...尤もあの身上（しんしょう）はまともな廻船間屋で三年や五年にできるわけはないから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...検屍前はこの忌（いま）わしい道具も取隠すわけに行かなかったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いろ／＼わけがありさうだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前のような狐野郎に未練もなんにもあるわけじゃないが...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...丁度西洋詩學の散文詩に當るわけなのである...
萩原朔太郎 「宿命」
...ピオニールも呼んでわけてやりました...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...あたしにそんなこと出来るわけはないし...
久生十蘭 「喪服」
...彼はもうとっくにその友人と何もかも語りつくして、さっきから時どき話を途切らしては、かなり長く黙り込み、ただその合間々々に、軽くお互いの膝をたたきながら、「というわけか、イワン・アブラーモヴィッチ！」――「そういうわけさ、ステパン・ワルラーモヴィッチ！」などと繰り返しているにすぎなかった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...何故バルザックに戻ってそれをかつぐかという心理関係がまざまざと自分に見えたわけですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もう次の春になれば出家を実現させてよいわけであるとその用意を少しずつ始めようとされるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三年にわたるあんな長い空想の中に遊び呆けて書きつづけたわけなんですね...
吉川英治 「小説のタネ」
...将来のあるわけはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...わけて、たえず北の後ろをおびやかされていた信玄の死は、もう彼にとって、全力を注ぐほうへ注ぎ得る強味となった...
吉川英治 「新書太閤記」
...中堂の令に叛（そむ）く意志を示すわけになる...
吉川英治 「親鸞」
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