例文・使い方一覧でみる「わけ」の意味
スポンサーリンク...闇のなかで見わけられるかぎり... 
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...東遊記の二三の記事をここに抜書きしたといふわけでもあつたのだが...
太宰治 「津軽」
...瑠美子を庸三から引きわけて胸に抱きしめながら...
徳田秋声 「仮装人物」
...何万人かの善悪の知識ののろいを背負うた受難者ができるわけだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...上手に使えるというわけのものでねえんだ」力の分量においてこの大男に及ばないことを自覚しかけた米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...主張をするわけではない...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...「滅多に参りません」「それはどういうわけだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...錢形の親分に言ひ含められたんでせう」「そんなわけぢやねえが」「それぢや受けて下さいよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの高らかなマルセイエーズの合唱が波打っていなかったわけではない...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...どんなに気を使ったとしてもＫの眠りを妨げないわけにはいかないわけで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...まだ何も決定が下されたわけじゃないんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ご亭主はまったく譲れないというわけでもなかったけれど...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...一所懸命になつて、爐縁に両手をついて見たり、お腹の中に手をさしこんで見たり、落ちつかう落ちつかうと心の中ではいろいろにあせつて見たりして、やつと之れまでもちこたへて来たのであつたが、お巡査さんが近く目の前に来て、きつとなつて、品物はどこへやつたと責めつけて来たとき、どうしたわけか、彼の頭の中に少しゆとりが出来て来た...
平出修 「夜烏」
...するとどう云ふわけかみんなもどっと笑ったのです...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...一層心持ちがよかったわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...藍染の湯帷子の袖と袖との間をわけて...
森鴎外 「杯」
...谷の城塞（じょうさい）の内へ数年間を支えるに足る大量な食糧を運び込ませているわけであるという...
吉川英治 「三国志」
...「そいつをとやこういうわけじゃありませんが...
吉川英治 「増長天王」
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