...それでも父に甘やかされてわがままに育った彼女は...
伊藤野枝 「わがまま」
...すっかりわがままになってしまってさ!」いきなりシューラの両肩(りょうかた)を掴(つか)んで...
ソログーブ・フョードル 米川正夫訳 「身体検査」
...自分は少しわがままになり...
太宰治 「人間失格」
...わがままに育てられていますから...
太宰治 「ろまん燈籠」
...自制はわがままに過ぎないと信じるように...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...しかし弓を動かす演奏者の手首がわがままに堅くては...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...若い者ばかりじゃわがままになるッて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この女はわがままに育ったに違いない...
夏目漱石 「三四郎」
...一般に推し広めようとするわがままにほかならんのであります...
夏目漱石 「私の個人主義」
...これまでわがままに生きてきて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...わがままには戻らないだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...わがままに外を遊びまわりまして御無沙汰(ごぶさた)をするようなこともありましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正義の理に従われ決して我々のわがままには応じられないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこここわがままに生えていた木もすでに緑の上衣を剥(は)がれて...
山田美妙 「武蔵野」
...わがままに刎(は)ね...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...買手どものわがままにまかせて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...心づくしは欣(よろこ)ばしいが、寺で贅沢をしようとは思わぬでの」「恐れいります」「それよりは、わがままに、くつろがせて貰いたい」「どうぞお気ままに」「無礼を許されよ」佐渡は、横になって、白い鬢(びん)づらへ手枕をかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――いつのまにか私は子供のわがままに対して自分の意地を通そうとしていました...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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