...運不運(うんふうん)の大(おお)きな岐路(わかれみち)となるのでございますが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...岐路(わかれみち)といっては背後(うしろ)の山へ行(ゆ)くより他(ほか)にはないんですが...
泉鏡花 「悪獣篇」
...運命のわかれみちロロー殿下は...
海野十三 「海底大陸」
...「わかれみち」を讀みもてゆく中に...
高山樗牛 「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」
...とりかえしがつかんと思うから」「ありがとうございます」二人はその時畑路の岐路(わかれみち)の処へ来ていた...
田中貢太郎 「放生津物語」
...お絹が今やちょうど生涯の岐路(わかれみち)に立っているような事情も...
徳田秋声 「挿話」
...畠と松林のあひだを勝手次第に曲るたび/\又も同じやうな岐路(わかれみち)へ入(はい)るので忽ち方角もわからなくなる...
永井荷風 「羊羹」
...源兵衛村(げんべえむら)のほうへ通う分岐道(わかれみち)があるだろう...
夏目漱石 「僕の昔」
...わかれみちに立つてゐた人は...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...湖畔から宿のほうへ曲り込むわかれみちのところで佐伯氏に逢った...
久生十蘭 「キャラコさん」
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