...こわい小父さんが母さまを捕まえに来るのですよ」三谷は茂少年に泣き出されることを最も恐れた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...しかしながらわい小な家屋が乱雑に建っておるのを見ては...
高浜虚子 「丸の内」
...今までに見て来たようなわい小なものとは選を異にしている...
高浜虚子 「丸の内」
...あめあめふるな雨ふらば五重(ぢゆう)の塔(たふ)に巣(す)をかけたかわい小鳥(こどり)がぬれよもの...
竹久夢二 「どんたく」
...こわい小父(おぢ)さんが可笑しく見えるやうな類だと言つて可かつた...
徳田秋聲 「和解」
...消え失(う)せた希望のかよわい小さな花までが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「朝の風」はこわい小説よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こちらはかよわい小娘の智謀一つで...
柳田国男 「山の人生」
...そのくせ体のひよわい小竹(こちく)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...かよわい小娘がこんな所を? ……と...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひよわい小鯉に跳びかかるように...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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