...背(せ)の低い声色遣(こわいろつか)いが一人(ひとり)やはりこちらへ歩いて来る...
芥川龍之介 「浅草公園」
...鶯懷爐(うぐひすくわいろ)...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...自然賄賂(わいろ)を受ける機会も多くなる...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...白いプラトークの下からのぞいているやや乱れた淡色(あわいろ)の金髪(きんぱつ)や...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...その賄賂(わいろ)だよ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...總體薄枇杷色(うすびわいろ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...トロトロやつただけだ――と斯うです」八五郎の報告は聲色(こわいろ)入りです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは?」「娘と若衆の聲色(こわいろ)」「見て來たやうぢやないか」「叔母さんの受け賣ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...賄賂(わいろ)の金高が物を言うんだから...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...すぐにご出発を」女王の声色(こわいろ)にちょっと不安があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...万物流転説を遵奉するアテナイの大言家の声色(こわいろ)を唸(うな)りながら未練も残さずに出て行った...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...賄賂不浄財(わいろふじょうざい)を取り蓄(た)め...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...裁判好きの輩判官に賄賂(わいろ)を重ねて両造ともにからけつとなるを「猴に裁判を乞うた」というのだそうな(スキート著『巫来方術篇』一八七頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...巧みにこわいろを使い分けながら極めて能弁に連打をあびせるのである...
山本周五郎 「思い違い物語」
...声色屋(こわいろや)の拍子木(ひょうしぎ)や影絵のドラなど...
吉川英治 「江戸三国志」
...無能で佞智(ねいち)ばかりもつ賄賂(わいろ)好きな役人...
吉川英治 「大岡越前」
...賄賂(わいろ)の取り放題だし...
吉川英治 「私本太平記」
...「とんだ人の声色(こわいろ)を使って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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