...フィアレンサイドがこんなろくでなしの犬(いぬ)をかっているのが...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...その前にどこかのろくでなしが新しいゴムのオーバーシューズをはいて通ってしまったとみえて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...あのサレーダイン兄弟は揃も揃ってろくでなしなんじゃ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...ろくでなしは力を振り絞って脚を動かし...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...生来の放蕩を押えることのできないろくでなしだ――しかもそれを許嫁のいるところでやるんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私のことを汚らわしい極悪人でろくでなしで強盗ですとな...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「下劣漢(ろくでなし)め! まだあんなに突っ立ってやあがる!」と彼は吐き出すように呟やいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...俺のことなんか考えていると子供も俺のようなろくでなしになる...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...このろくでなしの...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...その又子供がろくでなしの揃ひで...
北條民雄 「白痴」
...このろくでなし」こう言って急に立ち上がり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...このろくでなしの抜け作めら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...このろくでなしども...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「白ヘビ」
...このろくでなしの……...
山本周五郎 「青べか物語」
...二合も飲めばへどをついてぶっ倒れるようなろくでなしもいるんだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...男なんてみんなけだもののろくでなしのぺてん師だよ」私が訊き返すと...
山本周五郎 「青べか物語」
...不実でろくでなしで浮気者で...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...「この大嘘つき」「ろくでなし」「恥知らずのぺてん師」「おっちょこちょい」「唐茄子(とうなす)野郎」など...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
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