...萩寺あたり僕は碌(ろく)でもないことを考へながら...
芥川龍之介 「本所両国」
...さあさあかわりました双六(すごろく)と...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...ろくな宿もないし...
太宰治 「斜陽」
...ろくろく、お辞儀もかえさず、「ひと違いなんです...
太宰治 「新樹の言葉」
...三日すると顔の色がだんだん黄ろくなり...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...四人のろくろ首が坐っているのを見た...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...二十年の歳月が君をいよ/\まろくした...
種田山頭火 「其中日記」
...「貴婦人(レデー)が驚ろくから少し静かにしてくれ...
夏目漱石 「明暗」
...「己(おれ)ももう一返(ぺん)小六(ころく)見(み)た樣(やう)になつて見(み)たい」と云(い)つた...
夏目漱石 「門」
...木戸に居る大年増の亭主で藤六(とうろく)という男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もうじきですから元気を出しておもしろくうたって行きましょう...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...動作がのろくさして不器用で...
山本周五郎 「桑の木物語」
...たびたび食禄(しょくろく)を加増されたこと...
山本周五郎 「日本婦道記」
...一双子六兵衛(ふたごろくべえ)は臆病者といわれていた...
山本周五郎 「ひとごろし」
...尊氏のいた摩耶山麓(まやさんろく)へ...
吉川英治 「私本太平記」
...心がかろくなっていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...碌(ろく)な者であろうはずはないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ろくに口が利けなかった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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