...――やはり病院の方で……――さやうでございます...
芥川龍之介 「手巾」
...半月なり一月なり病院といふものに入つて見たいと眞面目に思つたことがあつた...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...すなわち医薬を用いず全く衛生と祈祷とにより病を治する法をいう...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...この小説家はやっぱり病気らしいなと疑いながら...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...そこでやはり病室での詩ということにした...
高見順 「死の淵より」
...この一月ばかり病気をやってな...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...半時間ばかり病人の背中じゅうを...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...御米(およね)の手前(てまへ)も矢張(やは)り病氣(びやうき)だと取(と)り繕(つくろ)つた...
夏目漱石 「門」
...矢張り病死に變りはなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すっかり病気ってことになってる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私はあまり病氣をしないのであるが...
三木清 「人生論ノート」
...この夏のはやり病にかかって亡(な)くなったのです」「健二郎が...
山本周五郎 「菊屋敷」
...その夜中より病して...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...こよいは常より病状が悪いので...
吉川英治 「私本太平記」
...気のやさしい――その代り病身そうな細腰の美人だったから...
吉川英治 「新書太閤記」
...こう冬になってまで眠り病が流行(はや)ってちゃ都会はあぶないよ」「まったく……」「そうだ...
蘭郁二郎 「睡魔」
...嗜眠性脳炎――俗称眠り病の原因なんだ」「ふーん」「眠り病の原因が物理的なもんだとは古今未曾有の大発見さ……...
蘭郁二郎 「睡魔」
...余り病院くさくならないように...
若杉鳥子 「浅間山麓」
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