...威風の凜々(りんりん)とした男は...
泉鏡花 「印度更紗」
...帆村荘六の勇気凜々(りんりん)たる姿だった...
海野十三 「蠅男」
...それでいてりんりんとひびきわたるようなこえでござりました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...夜(よる)夜中(よなか)でも電話りんりんかかって来ます...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...私は私のうちにりんりんたるものを感じる...
種田山頭火 「其中日記」
...声がりんりんして深みがあった...
徳田秋声 「挿話」
...水鳥などの形をした虫籠に緋色の総をさげてりんりんれんれん松虫や鈴虫を鳴かせてゐる...
中勘助 「銀の匙」
...早くそこの道を開きやがれ」米友は勇気凛々(りんりん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...土間に突っ立って見上げながら凜々(りんりん)と響かせます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...凛々(りんりん)たる思いであった...
本庄陸男 「石狩川」
...りんりんと かなしい しづかな雲だ白い 路白い 路まつすぐな 杉わたしが のぼる...
八木重吉 「秋の瞳」
...「おお! しばらく待て」と凜々(りんりん)たる声が澄んで...
吉川英治 「剣難女難」
...勇気は凜々(りんりん)として...
吉川英治 「剣難女難」
...軍紀は凜々(りんりん)とふるった...
吉川英治 「三国志」
...氷雪をあざむく戟(ほこ)や鎗は凛々(りんりん)と篝火(かがりび)に映え...
吉川英治 「三国志」
...かならず生捕りにせずにはおきません」姜維の言は壮気凛々(りんりん)だった...
吉川英治 「三国志」
...今なお士気は凛々(りんりん)秋霜のごときものを示している...
吉川英治 「新書太閤記」
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