...保吉(やすきち)は未(いま)だに食物(しょくもつ)の色彩――脯(からすみ)だの焼海苔(やきのり)だの酢蠣(すがき)だの辣薑(らっきょう)だのの色彩を愛している...
芥川龍之介 「少年」
...まるで壜詰の薤(らっきょう)のように押しつけられてしまった...
海野十三 「地球盗難」
...らっきょう型の顔には...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...らっきょうの皮を...
太宰治 「秋風記」
...らっきょうの皮を...
太宰治 「秋風記」
...食事の度毎(たびごと)に持出していたらっきょうの瓶(びん)が...
太宰治 「パンドラの匣」
...らっきょうの瓶に...
太宰治 「パンドラの匣」
...薤(らっきょう)を二つ並べたように腰から下が裸体になってぬッと曝し出された...
谷崎潤一郎 「少年」
...らっきょうが小皿に山盛りに出ていた...
豊島与志雄 「或る夜の武田麟太郎」
...そのらっきょうを...
豊島与志雄 「或る夜の武田麟太郎」
...ぎゃくらっきょうをうなだれて...
中里介山 「大菩薩峠」
...らっきょうを逆にしたようなところから出た...
中里介山 「大菩薩峠」
...らっきょうか」十七その翌日...
中里介山 「大菩薩峠」
...らっきょう頭の男...
中里介山 「大菩薩峠」
...大根(だいこ)おろし十三樽――らっきょう一樽――きゃあぞう親分へ」こうも読まれるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...細君は上出来の辣韮(らっきょう)のように見受けらるる...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...らっきょうをらんきょうというのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...らっきょうのように幾皮もかぶっておるのが多いでなあ)滅多にいわないが...
吉川英治 「新書太閤記」
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