...良人(おっと)の方(ほう)でも少(すこ)しも弱味(よわみ)を見(み)せず...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...そこが私立學校の弱點(よわみ)なんだね...
石川啄木 「漂泊」
...自分にお蔦と云う弱点(よわみ)があるだけ...
泉鏡花 「婦系図」
...人の弱味(よわみ)を見るに上手(じょうず)なこの群集動物は...
中里介山 「大菩薩峠」
...いま失意の境遇にあるよわみをつけ込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...人のよわみにつけ込むという心はないのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでもよわみを見られてしまってはもう駄目だということ...
中里介山 「大菩薩峠」
...吾々のよわみを知って...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分から触れば落ちそうなよわみを見せて男を誘いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は弱味(よわみ)のある自分(じぶん)に恐(おそ)れを抱(いだ)きつゝ...
夏目漱石 「門」
...すつかり弱味(よわみ)を突(つ)かれた感(かん)じで内心(ないしん)まゐつた...
南部修太郎 「畫家とセリセリス」
...ところが自分がよわみをもっているだけ...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...よわみを見せては...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...女の弱点(よわみ)の闘争だ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...とても敵(かな)ひがたき弱味(よわみ)をば付目(つけめ)にして...
樋口一葉 「たけくらべ」
...即ちその身の弱点(よわみ)にして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...(四月七日)僕は子供の時から弱味噌(よわみそ)の泣味噌(なきみそ)と呼ばれて小学校に往ても度々泣かされて居た...
正岡子規 「墨汁一滴」
...ふたたびこの汚名と弱味(よわみ)は拭(ぬぐ)われませぬぞ」滔々(とうとう)...
吉川英治 「新書太閤記」
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