...風で車のよろめくのを防ぎながら...
有島武郎 「或る女」
...肩すかしを食ってよろめくような...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...よろめくように飛んで行った...
太宰治 「女の決闘」
...私は心のなかで大きくよろめくものを覚えたのである...
太宰治 「猿ヶ島」
... 690よろめく脚をとゞめ得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...よろよろと足がよろめくのを踏み締めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...よろめく利助の後ろから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...よろめくところへ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...急によろめくほど久我の腕をひっぱると...
久生十蘭 「金狼」
...その車の中によろめくようにお乗りになってから...
堀辰雄 「菜穂子」
...その車の中によろめくようにお乗りになってから...
堀辰雄 「楡の家」
...よろめくように翔(と)んで過(よ)ぎった...
堀辰雄 「晩夏」
...ついにセント・ジェームズ通りと思(おぼ)しき所に着いたが、がれきの山をよじ登り、よろめくばかり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...ヨロヨロと背後(うしろ)によろめく間もなくドタリと椅子に尻餅を突いた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この声を」「あっ、あなたは」彼女が、よろめく背を、あやうく柱にささえて踏みとまると、目の前のもうろうとした影も、ゆらりと迫って、「命の親を忘れるやつがあるものか...
吉川英治 「江戸三国志」
...よろめく足もとを...
吉川英治 「新書太閤記」
...小端舟(こはしぶね)大笠かざして艫(とも)取り女(め)「あっ!」酒の瓶子(へいし)を踏んで大納言がよろめくと...
吉川英治 「親鸞」
...よろめくように私の視界を去っても...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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