...よろよろとよろめきながら...
海野十三 「火星兵団」
...彼は汽車の揺れるたびによろめきながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...饑えと寒さによろめきながらパトラッシュは...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...裾を踏んでよろめきながら...
直木三十五 「南国太平記」
...「何を致す」「斬る」三人の浪人が、この益満の言葉に、一足退いて、刀へ手をかけた瞬間、益満の煙管は、一人の鼻へ当っていたし、一人はよろめいて、顔を押えて、よろめきつつ、走り出した...
直木三十五 「南国太平記」
...流しの板の上によろよろとよろめきます...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼のよろめき入ったことを立証してくれただろうに...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...赤痣が」よろめきまわるはずみにどこかへ打ちつけたとみえて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...右によろめき左にのめくり...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...よろめき勝ちな黒影が玄関の間へ入って来た...
久生十蘭 「魔都」
...よろめきながら豪い権幕で彼は怒鳴り続けた...
牧逸馬 「夜汽車」
...腕は重く脚はよろめき舌はもつれ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一緒によろめきながら歩きだした...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...よろめきながらおしののほうへ来た...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ひとりスピッツが前後によろめきながら...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...階段をよろめき降りて行った...
夢野久作 「暗黒公使」
...梅軒の加勢に来て、さっき伊織を杉林の中で追い廻した法師が、頭から血を出して、槍を杖に、よろめきながら、女の先に歩いていたが、女は忽ち、傷負(ておい)坊主を追いこして、麓の方へ、駈け下りて行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...少年はよろめきながら外へ出た...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??