...冬は終夜(よもすがら)炉中(ろちゆう)に大火をたき...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...用意の綿入にもしのぎかねて終夜(よもすがら)焼火にあたりて夢(ゆめ)もむすばず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...終夜(よもすがら)眠らでありしにや...
高山樗牛 「瀧口入道」
...よもすがら念佛を称(とな)えていたが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...よもすがら掻きくどかれて...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...心に大事思ふもの豈によもすがら眠らんや!今速かにわれに聞け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...炎々の火をよもすがら...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...などよもすがら睡り去る?知らずや原上高き場にトロイア軍勢陣を張り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...二靈かくしてよもすがら荒れに荒れつゝ堆上の焔を煽る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...馬上戰ふ人々も又神々もよもすがら...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...よもすがら寝入り申さず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...海岸は波の音がよもすがらやかましいけれど...
中里介山 「百姓弥之助の話」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...昼は終日(ひねもす)夜は終夜(よもすがら)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その夜よもすがらモリイシャは神秘の深い智を以てカアルと精の女のことを考えてこの世界のふしぎさに驚いていた時...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...よもすがら雨と聞きしも筧(かけひ)の音...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...」こんな小歌を昼はひねもす夜(よ)はよもすがら歌っています...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...雨はよもすがらこの世を湖底としてしまうかとばかり降りぬいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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