...姉はよどみなく、三人がいっしょにおもしろそうに遊んでいますとの答えに、妻は安心して休みおった...
伊藤左千夫 「奈々子」
...よどみなく決然(けつぜん)と答えて平気(へいき)でいる...
伊藤左千夫 「箸」
...彼は母にあってよどみなくいうべき言葉を...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...航路から見た下界の模様を逐一よどみなく申し立てた...
大庭武年 「旅客機事件」
...「照ちゃんは俺の顔を忘れてたな」「いいえ」照子はよどみなく言った...
高見順 「いやな感じ」
...よどみなく告白しながら...
太宰治 「虚構の春」
...」と仲買人はよどみなく答え...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...彼はそれをよどみなく流暢(りゅうちょう)に話したわけでもなかったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...どうか湯加減をよく見て上げてな」とよどみなく述べ立てた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...思想がよどみなく流れる時...
野村胡堂 「胡堂百話」
...再び素晴らしい歌声がよどみなく響いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...二人を代表して返事してくれ」元ジョージ卿はよどみなく話したが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...あまりによどみなく語られるため...
山本周五郎 「季節のない街」
...少しのよどみなくとうとうと述べさって専門のお歴々一同あっとばかり...
山本笑月 「明治世相百話」
...絶(すぐ)れて妙(たえ)なる好(よ)き辞(ことば)と褒めたものと存じますが」よどみなく説明した...
吉川英治 「三国志」
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