...よたよたと歩きだしたのです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「マッチ売りの少女」
...よたよたと立上って...
泉鏡花 「歌行燈」
...よたよたと足踏みをつづけている...
海野十三 「宇宙戦隊」
...四馬剣尺はよたよたと歩きだした...
海野十三 「少年探偵長」
...よたよたと前にのめりそうになりましたが...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...よたよたよたと走って局の前まで来て...
太宰治 「トカトントン」
...讓はよたよたと後へ引きずられた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...妻はよたよたと走って来て階子を取り除けたが...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...しわくちゃの老婆がよたよたと入ってきた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...始めて僅かに二三歩よたよたと避けるだけである...
中島敦 「環礁」
...象が水ぶくれになってよたよたと這(は)いまわって来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...よたよたと虚脱の足どりで歩いて行く...
原民喜 「永遠のみどり」
...〈女傑(アマゾオヌ)〉号がよたよたと滑走路を走りはじめた...
久生十蘭 「だいこん」
...戦ひに破れて息も絶え/″\になつて故郷に立ち帰つた兵士のやうに二人の可弱い女に助けられながらよたよたと田甫道を引きあげてゐた...
牧野信一 「歌へる日まで」
...そのまゝよたよたと河堤の松林を縫つて...
牧野信一 「鬼の門」
...よたよたと倉市をおぶひ出した...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...勝手口へよたよたとはいって来...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...老人はよたよたとどこかへ逃げ去ったのである...
山本周五郎 「長屋天一坊」
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