...こうした結末に来たのだろう? よそ事としての同情なら続くはずもないかもしれない...
伊藤野枝 「転機」
...決してよそ事には使えなかった...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...およそ事物は発生当時は渾沌(こんとん)として唯一である...
大隈重信 「日本の文明」
...よそ事ながら気恥かしくなるほど尻も大きく張って来るものだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...彼女はよそ事に聞き流して...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...よそ事のように言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...およそ事実というものに対する感覚が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...ベルグソンはおよそ事物を考察するに二つの見方があると述べてゐる...
三木清 「認識論」
...自分はおおよそ事情を想像し得る...
柳田国男 「山の人生」
...半三郎にはおよそ事情がわかるように思えた...
山本周五郎 「あだこ」
...わざとよそ事へ注意をそらす子供とある...
山本周五郎 「新潮記」
...およそ事情を察したのだろう...
山本周五郎 「つばくろ」
...およそ事情がわかったようであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...よそ事のやうに冷淡視してゐる文藝家があるとすれば...
吉川英治 「折々の記」
...ひとの話をよそ事にして...
吉川英治 「折々の記」
...よそ事みたいにこれを黙って視(み)ているのであろうかと...
吉川英治 「私本太平記」
...きょうの試合もよそ事のようだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...よそ事に見ておられようか...
吉川英治 「柳生月影抄」
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