...よそながらそれを見ならって性根をかえよ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...和尚さんはよそながら注意していられた...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...よそながら僕等が支払った...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの知善院寄留の青嵐居士のよそながらの斡旋(あっせん)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...よそながらの初対面といった風に...
夏目漱石 「明暗」
...ボルドーはこれでおほよそながら卒業したことにして置かうと考へた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...よそながら立ち聽くつもりだつたかもわかりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜(ゆうべ)の様子じゃ、顔も見せちゃアもらえまいと思ッて、お前さんに目ッかッたら怒られたかも知れないが、よそながらでも、せめては顔だけでもと思ッて、小万さんの座敷も覗(のぞ)きに行ッた...
広津柳浪 「今戸心中」
...また江戸の名だたる剣客もよそながら注目しているであろう場所...
吉川英治 「剣難女難」
...兄も日ごとのそちの努力はよそながら観てはおるが」「……?」「わしも現世を去ってより正に三年...
吉川英治 「剣の四君子」
...それによそながら...
吉川英治 「三国志」
...よそながら慶祝にたえず...
吉川英治 「三国志」
...よそながらお姿を拝していました...
吉川英治 「三国志」
...その瓊子もよそながら...
吉川英治 「私本太平記」
...よそながらの程度なら...
吉川英治 「私本太平記」
...よそながらお姿を拝してもおりました...
吉川英治 「私本太平記」
...あの火災の後よそながら愚禿(ぐとく)もながめておった...
吉川英治 「親鸞」
...よそながら何分心づけてくれるように頼みたい」こう言い残して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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