...綿と棘(いばら)とに身よそおいした薊(あざみ)の亡骸(なきがら)...
有島武郎 「フランセスの顔」
...子供は皆美しくよそおい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...日本の貴婦人達は美しくよそおい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...紅粉の装(よそおい)をもってして...
泉鏡花 「婦系図」
...見よう見まねの渡世人の仁義をよそおい上目づかいにいざり寄った...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...アメリカの人たちにへんな誤解をされない程度の簡素なよそおいで...
太宰治 「パンドラの匣」
...とどろく胸のうちをさとられまいとして心外な態度をよそおいながらえんあって夫婦になったうえは不足なところもあろうけれども何もやくそくごとだと思ってくれぬか...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...私はソロモンの栄華と野の花のよそおいを対比して考察したりなんかしない...
種田山頭火 「白い花」
...急にこの船よそおいをさせたというものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...変る髪の風(ふう)と変る装(よそおい)とを見た...
夏目漱石 「虞美人草」
...輿論にあえばすなわち装(よそおい)を変ずべし...
福沢諭吉 「徳育如何」
...どこぞの内儀(おかみ)らしい扮装(よそおい)でまじっているのを見出しても...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...徐(しず)かに脂粉の粧(よそおい)を擬(こら)すとでも云うような...
森鴎外 「雁」
...五人の姫たちみなおもひおもひの粧(よそおい)したる...
森鴎外 「文づかひ」
...落涙をよそおいながら答えた...
吉川英治 「三国志」
...銀の冠(かんむり)にうす紫(むらさき)のよそおいをして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鰍沢(かじかざわ)からくだる筏乗(いかだの)りのふうをよそおい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...何しろどこか粧装(よそおい)が違う...
吉川英治 「源頼朝」
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