...おもてには快楽(けらく)をよそい...
太宰治 「渡り鳥」
...かくて単に信仰に関することがらにおいて聖なる公会議に亜(つ)いで諸賢の団体ほど信頼せられているおよそいかなる団体も存しないのみでなく...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それはおよそいかなるものであろうか!ジャン・ヴァルジャンが思いに沈んでいる時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その友禅縮緬のきれはもとよそいきの著物だつたとかで桐の花だの鳳凰の翼だのがきれぎれになつてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...わたくしはお雪さんが飯櫃(おはち)を抱きかかえるようにして飯をよそい...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...およそいかなる賊であろうとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょうどとん子が飯をよそい了(おわ)った時である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...よそいきの着物を着て...
新美南吉 「ごん狐」
...およそいかなる物でも物として表裏(ひょうり)なきものはあるまい...
新渡戸稲造 「自警録」
...他所行(よそいき)支度で...
火野葦平 「花と龍」
... わきには よそいきの ぼうしを かぶった マグレガーおばさんも いました...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「ばにばにベンジャミンのはなし」
... しかも よそいきの ぼうしだったから 1にちじゅう でかけっぱなしだと いうことを...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「ばにばにベンジャミンのはなし」
...これがたつた一枚のよそいきなんだから...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...双葉もせい子も既に汁をよそい終って自分達も椅子にかけて食卓についている)チッ! (椀の酒をグーッと一息に飲む...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...山荘を引き上げて一条の邸(やしき)へお移りになる日をおよそいつということもこちらできめた夕霧は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...湯豆腐とぐをよそい...
山本周五郎 「季節のない街」
...「あたし御飯やお汁のよそいかた上手でしょ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...およそいまある鎌倉の府の人材と現兵力とを傾けつくして来たともいえる大軍であったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
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