...よそよそしく取りなしてみたり...
有島武郎 「或る女」
...その傍を打通れば鼻つらをさしのべて臭ひを嗅(か)ぐのみにて余所(よそ)を向く...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...いよいよそばに近づいてくると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天璋院殿のためには外(よそ)ながら後見の地位におり...
中里介山 「大菩薩峠」
...大津の浜から八十石の丸船をよそおいして...
中里介山 「大菩薩峠」
...およそ法螺(ほら)とは縁(えん)の遠い孔子がすこぶる恭(うやうや)しい調子で澄(す)ましてこうした壮語を弄(ろう)したので...
中島敦 「弟子」
...私は論文をよそにして...
夏目漱石 「こころ」
...異様な粧(よそお)いをこらす結果とあまり違わないことになるからだった...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...これは花弁を粧(よそお)うている葉の変形物なる苞(ほう)である...
牧野富太郎 「植物知識」
...およそ三十人ばかりの人数で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...今までよそにいた娘を呼び寄せた善良な父のようになっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...他の村落のことはおよそ想像してそんなに誤りはないだろう...
横光利一 「夜の靴」
...生活のおよそ半分を...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...およそ享楽的な集合所へ...
吉川英治 「脚」
...およそ「自分ほど苦勞した者はありません」などと自ら云へる人の苦勞と稱するものなどは...
吉川英治 「折々の記」
...およそ戦(いくさ)というものは...
吉川英治 「新書太閤記」
...ときに、国分佐渡守やほか二、三の部将が、およそ四、五百の兵をひきいて、藤田隊の横から、急に、攻(せ)め鉦(がね)を鳴らし、喊(とき)の声をあげ、さも大軍のように、喚(わめ)き襲(よ)せた...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを他(よそ)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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